
一部ニュース等でも報じられましたが、先日「北斗の拳」に登場するラオウの告別式ならぬ「昇魂式」が行われたのは皆さんご存知でしょうか?
アニメや漫画のキャラクターの葬儀が寺院で行われたのは今回が初だそうですが、ちょっと調べてみたところ、それに限らなければ過去にも葬儀が催されたキャラクターは他にもいるのです。
最も有名であろうのが「あしたのジョー」の力石徹。連載時に力石の死を受けて作家の寺山修司氏の呼びかけで行われたものです。ただそれほど厳粛なものではなく、主題歌を担当した尾藤イサオ氏のライブがあったりしたそうな。
1980年には「科学忍者隊ガッチャマン」の南部博士の告別式も開かれています。と言っても、これは同年に放送終了後催された上映会の入場券が、その告別式の案内状を模したものになっていたという話。実際には葬儀のような内容ではなかったようです。
またあまり知られていないと思いますが、「六神合体ゴッドマーズ」に登場した主人公タケル(マーズ)の兄マーグも、本編で死亡した際に雑誌「アニメディア」の協力により葬儀イベントが開かれています。
ちなみにマーグの女性人気はかなりのものだったようで、死亡するという話がわかった時には彼を生かして欲しいという嘆願書や、あげくの果てには“カミソリ”が送られてきたとか。なんというか、いつの時代も変わらないというか……。
他にも1973年には円谷プロによる「怪獣供養」が世田谷区の二子玉川園で行われています。これはウルトラ兄弟が怪獣たちの遺影を抱えて参列し、自分たちが倒した怪獣の棺を抱え、神宮外苑で火葬による葬儀も行われたというかなり本格的なものだったようです。
実はこの頃、円谷プロでは事故など悪い出来事が相次ぎ、厄払いの意味も込めてこの怪獣供養が行われたそうです。
こういうイベントが開かれる辺りに、日本人の死生観というか死者さえも敬う風習が表れているように思います。

