というわけで観てきました、実写版「ゲゲゲの鬼太郎」。
(ネタバレがあるので、続きは以下から)
劇中の雰囲気は悪くありません。鬼太郎役のウエンツ瑛士も、漫画やアニメのイメージとはまた違いますが、水木しげる先生の言葉を借りれば「異次元の人」っぽさが出ていて良かったと思います。他のねこ娘や子泣き爺、砂かけ婆、ねずみ男等も思っていた以上にそのキャラらしさがありました。ねこ娘の戦闘モードはちょっと怖いけど(笑)。ともかく妖怪一人一人が非常に個性的です。後半、鬼太郎たちが夜見の国へ行くのに協力する輪入道なんかは、原作ではレギュラーというわけでもないのに、この作品の中ではやたら印象に残ります。そしてまさか百々爺の「鼻毛針」まで見られるとは(笑)。実はTVスポットで見られたんですけど。
妖怪ものはこれまでも「妖怪大戦争」など数々の作品が製作されているので、手馴れたものという感じで、CGで描かれた妖怪たちも“CG丸出し”という印象はありませんでした。情景に関しても、鬼太郎ハウスなんかは「実際にあったら…」というイメージを見事に具現化していました。
その一方で気になったのが脚本。ねずみ男によって持ち出された妖怪石が、健太少年の手に渡されるいきさつはちょっとばかり無理があるように感じました。結局お父さんが盗みをした事実は変わらないし。
またそのお父さんを死なせる必要も無かったと思います。死に瀕した状態で、あの世に行きかけてる魂を連れ戻しに夜見の世界へ行く、という話でも良かったんじゃないかと。個人的にあんまり簡単に人が蘇える話はやって欲しくないものですから。
評価をするなら映像的には合格、お話的にはあと一歩といったところです。
……ん?ここまで書いといてなんですけど、今回の映画、原作の一編がモチーフだったりするんですかね?
そうでないなら、もし続編を製作することがあれば、今度は原作をなぞらえてみてもいいんじゃないかと思います。ベアード様とか妖怪反物とか大海獣とか。
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パンフレットに収録されている水木しげる先生のインタビューより。
(今回の映画について)「面白いですよ、79点。80点が合格点だから、これはいい方。」
いや、それ結局不合格じゃないすか(笑)

