仮面ライダーTHE NEXT
ほんとね、片道の電車賃とチケット代がほぼ同額ってどうなのさ(苦笑)

というわけで、ちょうど出かける機会もあったので新宿まで行って観てきました。前作は未見ですが、見てなくても大丈夫でした。


ネタバレを含むので詳細は以下から。

とにかくホラー演出が過剰。自分が見た時には泣き出した子供が親に連れられて退場してました(苦笑)。見た目の怖さもさることながら、いきなり大きい音を出して驚かせるのはちょっと勘弁。おかげでバイクの爆音にすら驚いちゃいましたよ。

思ったのは相変わらず井上脚本は説明不足だな、ということ。結局CHIHARUはあの時ナノマシンを吸い込んでいて、その後ショッカーに拉致されて怪人にされかけるも失敗して、廃棄場に捨てられていた。その一方で彼女の怨念が暴走して(これも改造された影響?)事件を引き起こしていたのだと思われるのですが、その辺の説明が足りないばかりになんだかちはぐな印象を受けました。ショッカーがCHIHARUを拉致したという話だけでもあれば、風見志郎が裏切るのも説得力が増したと思うのですが。

興味深いのはショッカーが改造手術からナノマシンによる改造に切り替えた一方、CHIHARUの所属事務所、すなわち人間側が自分達の利益のために「改造手術」を行なっているという点。「人間だってショッカーと変わらないんじゃないか?」とでも言いたげなこの描写はこの作品の中で数少ない感心した点の一つです。

アクションシーンははっきり言って文句無し。1号のピンチに2号が颯爽と駆け付けるシーンはこれぞ仮面ライダー!と言えるシーン。最終決戦で1号、2号、そしてV3が揃い踏みし、順番にポーズを決めて目が光るところはもう鳥肌もので、それまでの不満点も全部吹っ飛んでしまいそうでした(笑)。昭和ライダーの如「やれぇっ!」と言って戦闘員をけしかけるシザースジャガーもまた良し。時折ホラーシーンが挟まれるのはちょっとうんざりしてしまいましたが。
気になったのは、今作品において、きっかけはショッカーではあるものの最終的に妹の命を奪ったのはV3=風見志郎本人であるということ。次回作がもしあるなら、この辺りをどう扱うのか気になるところです。

前述の通りアクションシーンは良かったのでもう一度見てみたいという思いはあるのですが、あのホラーシーンは見たくないなぁというのもあり、判断が難しいところ。もう少しホラーテイストを抑えて、話に整合性があればもっと良い作品になったと思います。いろいろ惜しい。



スタッフロール後のあのシーン、「ぱちんこ仮面ライダー」があることから仮面ライダーがフィクションの世界、つまりこの現実世界であることを示唆してるんでしょうが……ほんとうに蛇足だな、あれ。